 | 池田 理代子 様
この度、初めてこちらに書き込みをさせていただきます。 2022年はベルサイユのばら50周年という記念すべき年でしたので 物心ついたときから大好きなベルサイユのばらの作者様である 池田先生に想いを届けたく、こちらに投稿する決心をいたしました。
まずはベルサイユのばら、連載開始から50周年 本当におめでとうございます。 六本木で開催されている展示会にも伺わせていただきました。 改めて作品の持つ熱さ・美しさ・清々しさ・儚さに心打たれました。 また、あのような重厚な物語と激情を表現される 池田先生の圧倒的な作画の表現力と、色彩センスに再び感銘を受けました。 展示会だというのに、後半は涙をこらえながら拝見していました。 このような作品が…しかも、 当時の日本の女性作家さんから生まれたことが奇跡のように感じられ 日本に生まれて良かったと心から思いました。
私とベルばらの出会いは、神戸に住む祖母の家に初版本があり それを手に取ったのがはじまりでした。 幼いながらも圧倒的な絵の美しさに一目ぼれし、 祖母の家に行く度に、何度も何度も読み返していました。 歳を重ねていくにつれ作品の意味がわかるようになると 似たような境遇や容姿・性格の悩みを抱えていたこともあり、 (今ではむしろプラスに感じているのですが、思春期だったこともあり) オスカル様の生き様に心打たれ、私の生きる指針となりました。
それからオタクになった私はコスプレという趣味に出会い、 男性的な容姿を活かして活動したところ色々な出会い・経験をし 今では普通に生きていたら一生できないような体験をできるようになりました。 到底世間からは『女性らしくない』と思えるような私でも オスカル様のおかげで、「こんなふうに生きてもいいんだ」と思えたこと。 自分の思うままに、正直に愛を貫き、逆境に負けない意思が大事なこと。 その中でも上品さや気高さを失わないこと。多くの学びを得ました。 そんな作品・キャラクターを生み出してくださった池田先生には、 本当に感謝してもしきれません。
もちろん、大好きなオスカル様もすでに何度もコスプレをしており いつかその姿で(笑)池田先生にお会いして感謝を伝えるのが夢です! 来年にはオスカル様が唯一着たオダリスクのドレスも製作し、 亡き友が作ってくれた近衛兵の隊服と、自作したドレスを持って フランスで撮影するのが来年の目標です。
コロナや戦争など、世界ではあらゆる恐怖や不安で一時はその夢も危ぶまれましたが オスカル様の志を胸に、そんな逆境には絶対負けません! 池田先生が私にくれた夢や希望を、必ず叶えにいきます。 そして将来アンドレのような相手と出会い、もしも家族ができたときは ベルサイユのばらを家の教訓として伝えていきたいと思います。
かなり個人的な内容でかつ長文になってしまい、申し訳ありません。 本当はファンレターなど個別で伝えたほうが良い内容だとは思ったのですが 宛先がわからずこちらに想いの丈をぶつけてしまいました…。
これからもずっとずっとベルサイユのばらの物語と オスカル様を胸に応援し続けております! もし…本当にどこかでお会いできるような機会があれば、 次は直に感謝を伝えさせてください。そんな日が来るのを楽しみにしております。
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